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◆問題になった物 | ![]() (小)全ページ見られます |
「思春期のためのラブ&ボディBOOK」 厚生労働省所管の財団法人「母子衛生研究会」が作製した中学生向けの小冊子 |
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◆経過 | |
2002年5月連休前後から中学生を対象に配布が始まった。すでに130万部が保健所や中学校などに届けられている。 6月、山谷えり子衆院議員(民主)が、国会で取り上げ、問題となった。 |
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◆問題点 | ![]() (大)全ページ見られます |
中学生向けの「性教育」小冊子。避妊方法を教え、特にピルの使用を勧める。「過激性教育」路線の内容。また、ピルの製薬会社8社がお金を出していることも指摘された。 | |
◆結果 | |
これ以上発行はしない(絶版)となったが、すでに届けられたものの回収については、山谷えり子衆院議員の再三にわたる追求にもかかわらず、最後まであいまいなままとなった。その後も、配られているところがある。 |
国会質疑概略 | データ |
年月日 | |
◆「ラブ&ボディBOOK」問題。 山谷えり子衆院議員(民主)が質問。「セックスに対して、命をはぐくむ、重く神聖なものという視点が非常に欠けた書き方をしており、さらに中学生に避妊を教え、特にピルの使用を奨励している。また、ピルの会社からお金をもらってこれをつくっているのはどうか。」これに対して遠山大臣は「子供たちに、自分で考えて、いいと思えばやっていいよというようなトーンがちょっと強過ぎて、中学生にここまでというような気がしないでもない。」と答弁。 |
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2002.05.29 衆議院 文部科学委員会 |
◆「ラブ&ボディBOOK」を速やかに回収せよ。 山谷えり子衆院議員(民主)が5.29の後の処理について追求。「神奈川では、指導者用としてとってある市がいくつもある。さらに、相模原では、来年の3月に配付予定で5136部とってあると言っている。回収を徹底できないのか?」「不適切な内容だから回収しろと言っているのになぜ回収出来ないのか?」これに対して厚労省は「指導は十分行い、財団も回収しようとしている。」「省としてこれをみずから回収するというわけにもいかない性質のものである」とやる気のない答弁。山谷議員が「回収しますか、しませんか。イエスかノーでお答えください。」と迫ると、結局「役所として直接回収する考えはございません。」という答弁で、絶版にはなったものの、回収は徹底されないまま終わった。 |
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2002.11.01 衆議院 文部科学委員会 |
山谷議員の強烈な追求は、女性ならずとも、「かっこいい」。ビデオ必見。(写真をクリック) |
この問題を報道する記事 | 年月日 メディア |
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■「ピル冊子」(「思春期のためのラブ&ボディBOOK」)波紋拡大 陳情相次ぎ県教委も「NO」保護者「配慮に欠ける」厚労省なお「問題なし」 |
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2002.06.29 産経新聞 |
■厚労省所管法人(母子衛生研究会) 「ピル冊子」作製に製薬8社が支援金 中学生向け配布目的に疑念も |
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2002.06.29 産経新聞 |
■性教育から商業主義排せ 明星大教授 高橋史朗 |
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2002.07.8 産経新聞 |
■厚労省版「中学生向けセックス小冊子」は子供に見せられない |
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2002.07.11 週刊新潮 |
■岩手でも配布見送り 過激な性教育小冊子 保健所のみOK「まず道徳教育を」 |
2002.07.24 産経新聞 |
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■中学生対象に配布の性教育冊子を絶版 波紋広がり在庫回収 厚労省、新教材作成へ |
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2002.08.07 産経新聞 |
■《主張》ピル冊子絶版を評価する | 2002.08.11 産経新聞 |